History

法人の歴史

法人の歴史

A.I.グローバルの歩み

~独立・法人化・全国展開・・・そして世界へ~

25歳で上野司法書士事務所を開業
創業者の上野興一は、司法書士試験合格後に修行のため単身上京して実務経験を積んだ後、平成7年、大阪は西中島にて、実家の工務店の一画を間借りし上野司法書士事務所を開業しました。上野青年、25歳のことです。開業した頃は阪神大震災後の復興需要に沸いていたこと、また住宅ローンの借り換え需要が増えたこと等、時流に乗ることができたと同時に、自身の営業力も相まって順調に業績を伸ばしていきました。
日本の景気悪化と転機
 好調な業績とともに事務所規模も拡大していきました。若くして成功したこともあり、このまま順調に事務所を大きくしていけるものと思い込んでいましたが、日本経済は悪化の一途をたどる一方でした。取引先の金融機関の合併や支店の統廃合が進み、金融機関との取引がメインだった上野は危機感を覚えるようになりました。30歳を迎えた上野は、若いうちであればこの状況に対応できるが、10年後、20年後に生き抜くためには何か個性が必要だと感じ始めていました。そこで上野が目を付けたのが「規模」で勝負することでした。同時期に司法書士法改正により司法書士法人が設立可能となったことは、上野にとっては天啓に導かれる思いでした。
法人化の夢
同じような危機感をもつ大阪の司法書士数人が集まり、法人設立のための会議が開かれました。ある程度の経験を積み自分なりの仕事が固まってきた司法書士が集まると、それぞれの自我と矜持が衝突し合併の話はなかなかまとまりません。当時一番仲の良かった司法書士との共同経営の話は、3か月に及ぶ協議の末、結局白紙になりました。
しかし、そこで共同経営に賛同し、声をかけてくれたのがもう1人の創業者となる本多正克でした。本多は土地家屋調査士も兼業していたため、上野が本多に仕事の依頼をする仲でした。法人化への夢をあきらめることが出来なかった上野にとっては、本多からの申し出はまるで恋人にプロポーズされたような心の深いところに響く言葉だったのです。性格は正反対と言っていい2人でしたが、それが逆にお互いを尊重し補い合うこととなり、その後の法人の急成長につながっていくことになります。
エフシー司法書士法人設立
新たに設立する法人の名前に関しては色々な案が出ました。「上野・本多司法書士法人」をはじめ「うえ・ほん司法書士法人」などなど・・・。経験や環境の異なる二人が共同で法人を立ち上げるに当たり、何か共通の思いを名前に込めようということになりました。私たちの業界では、仕事の依頼を受けるときの窓口は金融機関や不動産会社です。そのため、どうしてもエンドユーザーであるお客様との接点が薄くなり、本来の依頼主であるお客様の存在をないがしろにしがちでした。当時できていなかったことの裏返しの意味も込めて「For Customer ~お客様のために~」という言葉を社是と定めました。そして、その頭文字をとってエフシー司法書士法人と命名し、平成15年4月に法人を設立、大阪法人番号第1号を取得いたしました。
東京進出、債務整理の爆発から全国展開へ
法人化した後すぐに、エフシー司法書士法人は東京進出を果たしました。新宿区大久保に事務所を構え、上野が東京での修行時代にお世話になった方からの依頼などを受注し、東京での仕事も順調に増えていきました。当初は大阪が業務の中心でしたが、2年たつ頃には東京も大阪と同等の規模まで成長していったのです。
それから2年後、とあるフリーペーパーにコラム記事を書く機会があり、上野は消費者金融に対する過払金請求について寄稿しました。その反響は類を見ないものとなり、爆発的に債務整理の依頼が舞い込みました。上野はこれを最大のチャンスととらえました。債務整理で得た利益を全国に事務所を展開するための投資に回すことを決断し、ついに法人は日本7大都市への展開を果たしたのです。これにより、代表者が創業時に目指した「規模」を実現するに至ったのです。法人名を司法書士法人A.I.グローバルに変更したのもこの頃のことです。
登記事務所への回帰
債務整理バブルは、業界としては過去に例を見ない利益を法人にもたらしました。しかし、このまま債務整理業務を続けることは、本来業務の登記業務を担える人材が育たない、登記業務の顧客である金融機関を相手に請求をしなくてはならない等、法人の未来にとってマイナス要素が多いと判断し、法人として債務整理業務から退くことを一大決心しました。司法書士の本来業務である登記業務を中心に据えることを決断し、創業時の姿に戻ることを目指したのです。
全国に散らばる役職員は懸命に登記の営業活動に奮闘しました。当初は苦しい思いもありましたが、数年後には登記業務が売上げの8割を占めるほどまでに復活しました。そして、苦しい時期を必死で乗り越えた人たちが現在の中心メンバーに育っていったことが、現在のA.I.グローバルの最も大きな財産となったのです。
そしてグローバル展開へ
全国でも類を見ない全国展開の登記事務所と成長したA.I.グローバルは、他には真似できない「規模」を生かしたサービスをお客様から評価され、今でも取引先は順調に増加しております。今後はこれまで構築した顧客基盤をもとに、新たな挑戦としてグローバル展開を進めております。平成29年には、国内企業の海外進出や海外からの日本進出を法的にサポートする事業の1号店として、台湾に出店を果たしました。この挑戦はまだまだ始まったばかりですが、A.I.グローバルがどこまで成長していけるのか、我々も楽しみで仕方がありません。