法人の歴史

A.I.グローバルの歩み
   ~独立・法人化・支店展開・・・20年間の軌跡~

平成5年 23歳の時に司法書士試験合格、上野司法書士事務所開業へ

現在代表者の一人である上野は、司法書士試験合格後は丁稚のため単身上京。一年間かけて様々な実務経験を積み、平成7年、大阪は西中島の自宅にて上野司法書士事務所を開業しました。実家の家業が工務店であったため、自宅の事務所にてはじめは業務にあたっていました。開業した平成7年には阪神大震災が起こったことで復興需要に沸いたこと、また住宅金融公庫の借り換え需要が増えたこと等、時事と共に順調に依頼を頂くことが出来ました。

日本の景気悪化と転機

事務所は順調に大きくなり、司法書士の数も数名体制と潤いました。地元の同業者同士で集まるなどして、登記業務を多くこなす日々でした。若くして成功したこともあり、若干天狗になることもありました。しかし、日本経済は悪化の一途をたどる一方でした。金融機関の統廃合、銀行の支店が大型支店へ吸収されるなど、出入りの司法書士にとっては危機感を覚えなければならない状況になっていたのです。平成12年ごろ、30代前半であった代表者は、若いうちであればこの状況に対応できるが、10年後、20年後に生き抜くためには何か個性が必要だと感じ始めていました。
そこで上野が目を付けたのが「規模」で勝負することだったのです。

法人化の夢

当時大阪で仲の良かった司法書士が何人か集まり法人設立のための会議が開かれました。ある程度の経験を積んだ若手の司法書士が集まれば、なかなか合併の話はまとまらず、結局当時一番仲の良かった司法書士との共同経営の話は、3か月に及ぶ協議の末白紙に。
 しかし、そこで共同経営に賛同し、声をかけてくれたのがもう一人の法人代表者である本多だったのです。本多は土地家屋調査士資格も持っていたため、仕事の依頼をする仲でした。性格は正反対といっていい二人でしたが、法人化への夢をあきらめることが出来なかった上野にとっては、まるで告白されたかのような嬉しいお話しだったのです。

FC司法書士法人設立

合併後の法人名に関しては色々な案が出ました。「上野・本多司法書士法人」をはじめ「うえ・ほん司法書士法人」などなど・・・。経験や環境の異なる二人が共同で法人を立ち上げるに当たり、何か共通の目的を、と考えました。私たちの業界では、仕事の依頼を受けるときに窓口は、金融機関や不動産仲介会社です。そのため、どうしてもエンドユーザーであるお客様との接点が薄くなり、本来仕事をくれているお客様の存在をないがしろにしがちでした。当時できていなかったことの裏返しの意味も込めて「For Customer」という言葉を心に決めました。頭文字をとってFC司法書士法人と命名し、平成15年4月、大阪法人番号第一号を取得いたしました。

東京進出とワンストップリーガルサービス

法人化した後すぐに、FC司法書士法人は東京進出を果たしました。新宿は大久保に事務所を構え、上野が丁稚時代にお世話になった方からの依頼などを受注し、東京での仕事も順調に増えていきました。当初は大阪が拠点となり業務を遂行していた法人も、いつしか東京の土地に定着し、二年たつ頃には大阪の売り上げを上回ることもしばしばありました。
 当時各業界で「ワンストップ」という言葉が流行りはじめていました。当時リーガルサービスを大規模で行っていたアクティブイノベーショングループから声がかかり、東京でのワンストップに興味を抱いた代表者は弁護士・社労士・行政書士グループに加盟、社名も司法書士法人アクティブイノベーションに変更いたしました。

債務整理バブルに沸いた時代と7大都市支店展開

アクティブイノベーショングループ内の持ち回りで、コラム記事を出していた時期がありました。鉄道関係のパンフレットに寄稿をしていたため、一般向けの記事を書こうとした代表者は、過払い請求について寄稿しました。その反響は類を見ないものとなり、爆発的に債務整理の依頼が舞い込みました。法人始まって以来のバブルとなった債務整理業務は、各地に支店を出店する資金源となり、ついに法人は日本7大都市への支店展開を果たしたのです。代表者が追及した「規模」を実現しました。また、司法書士法人A.I.グローバルに法人名を変更したのもこの頃のことです。

登記特化事務所への方向転換

債務整理バブルに沸いた平成19年から22年ごろ、現在ほど司法書士の業務としては定着していなかったこの業務は業績とは裏腹に立場上業務の存続が難しいものとなりつつありました。全国展開を達成した法人は債務整理業務から退くことを一大決心しました。
登記業務中心の業務に方向転換をすることを決断し、当時在籍の司法書士はがらりと環境が変わる中、懸命に登記の営業活動を再開しました。

登記屋になれた現在とこれから~グローバル展開

登記の仕事をメインとした業務形態に方向転換してから数年は営業活動に力を入れ、現在では権利の登記が売り上げの8割を占めるほどになりました。司法書士の本来業務である登記に特化した事務所として再度歩み始めてからというもの、顧客数は順調に増えております。今後はこれまでで構築した顧客基盤をもとに、新たな挑戦としてグローバル展開を考えております。この挑戦はまだまだ始まったばかりなので、今後どのように展開されていくのか、我々も楽しみで仕方がありません。